あなたの身体や妊娠へのアルコールの影響
女性の飲酒
女性は、以下の理由から、男性よりもアルコールの影響を受けやすいため、少量の飲酒でも注意が必要です。
- アルコール分解(代謝)酵素の働きが男性より弱い
- 体内の水分量が男性より少ない
- 女性ホルモンにより、アルコールの影響を受けやすい
また、飲酒量が多すぎる、アルコール依存症であるなど飲酒に問題を抱えている方は、気分障害、摂食障害などのメンタルヘルスの不調を起こしやすいことが知られています。
妊娠・授乳中の飲酒は胎児・乳児に悪影響を与えます。「これ以下の飲酒量であれば胎児に影響がない」という安全量は確立されていません。妊娠・授乳中は禁酒しましょう。
- 妊娠中の飲酒:乳児に、低体重や、顔面を中心とする形態異常、精神発達遅滞や多動症などを引き起こす可能性があります。この影響は胎児性アルコール・スペクトラム障害といわれ、最も確実で安全な予防法は、妊娠中に飲酒しないこととされています。
- 授乳中の飲酒:体内に吸収されたアルコールのほとんどは母乳に移行します。アルコールが入った母乳を飲んだ乳児は成長が遅れることが知られています。
女性の場合、1日あたりの平均純アルコール摂取量が20g(1合)以上になると、生活習慣病のリスクが高まります(図1)。純アルコール20g(1合)の目安量は図2のとおりです。
あなたの飲酒量(純アルコール摂取量)を計算し、飲酒状況を評価してみましょう
純アルコール摂取量は、飲んだお酒の量と種類(アルコール度数)から以下の式で算出されます。
1日で異なる種類のお酒を飲んだ場合は、それぞれのお酒の計算結果を全て足し合わせるとその1日の純アルコール摂取量となります。これにより計算された1日あたりの平均純アルコール摂取量と飲酒頻度からあなたの飲酒状況を評価してみましょう。表1の赤色に該当する場合、生活習慣病のリスクを高めてしまう量を飲んでいるため、飲み方の見直しが必要です。
出典
「習慣を変える、未来に備える あなたが決める、お酒のたしなみ方 女性編」2025年6月版(厚生労働省, 健康日本21アクション支援システム Webサイト)P2-P5をもとに株式会社カネカ作成